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タイトル名 |
北京の55日 |
レビュワー |
かわまりさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-07-31 11:28:59 |
変更日時 |
2005-07-31 13:14:50 |
レビュー内容 |
始めのほうで出てくるイギリス女王の誕生パーティーの豪華なこと・・・。西洋づくしの建物でもちろん西洋風に着飾った外交官とその令夫人らが西洋音楽(レコードではなくて生演奏の)にのってダンスを楽しむ光景なんて、見た中国人はさぞかしカチンと来たことでしょう。自分たちの政府がこういう連中の言いなりになっていたら追い出したくなる気持ちもわかります。この作品のリメークですが、中国にとっては恥の時代とは言っても、この後で日本の言いなりになって満州国まで建国した征服王朝のやったことなので、趣旨さえ明確ならわりとすんなりロケの許可なんか出るのではないでしょうか?ただ、日本の軍人代表が真田広之だったりしたら、英語力は抜群ですが、私はちょん髷頭しかスクリーンで見たことがないので笑ってしまうと思います。強い女が大好きなコン・リーが西大后だったりしたらもう笑って笑って・・・ラッセル・クローがアメリカの軍人ではなくて実際、イギリスに次いでもっと大きな影響力を持っていたはずのロシアの軍人だったりしたら「待ってました、グラディエーター!ゲームの理論は任せたぞ!」なんちゃって・・・考えるだけで楽しくなりますが、本当にやったら大真面目でしょうから冗談はここだけにしましょう。ラスト近くのの8カ国連合軍の北京入城のシーンは感動ものですが、これを機会に列強が中国進出を本格化したことを思えば感動してもいいのかなという気もします。清朝政府が間接的かつ明らかな国際法違反だったので、いいのでしょう。製作当時はやりだったスペクタクル映画を中国を舞台にして中国ロケが出来なかった時代によくやったな、とは思いますが建物のセットなんかがやはり古色蒼然としているし、中国の儀式などの時代考証が怪しげなので点数はちょっと辛目です。 |
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