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タイトル名 |
死霊のえじき |
レビュワー |
Monochrome Setさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-03-30 03:57:05 |
変更日時 |
2010-08-04 03:28:31 |
レビュー内容 |
作品全体に漂うなんともいえない寂寥感。/ガキの頃読んだ手塚治虫の『火の鳥』の何巻だか忘れたけど、「シーン・・・」という擬音で表現された無機質な未来都市像に、子供ながらに漠然とした不安感を抱きましたが、つい最近この作品を見た時そんな感覚が甦った。/マクロ的にも(話の通じない外界のゾンビ達)、ミクロ的にも(ドームに籠もっている人々)他者と交わることのない孤独感。それぞれの部屋でなんかごそごそやってるんだけど、お互い干渉しない。サラの味方になる二人でさえも、考え方はまったく違う。そのなかでのちょっとした希望(バブ)・・・なぁーんてことを考えてしまった作品です。/ラスト近くの首引きちぎりの瞬間声が高くなるシーンに衝撃、鳥肌たちました。一生忘れられない映画です。 |
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