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タイトル名 |
ウィッカーマン(1973) |
レビュワー |
皮マンさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-12-02 17:36:56 |
変更日時 |
2016-10-07 23:01:59 |
レビュー内容 |
あなた信じられますか!?島ひとつがまるごとフリーセックスなんだよ。誰にも干渉されずにやりたい人はやり放題なんだよ。じじいがパブでエロソング大合唱なんだよ。よそ者さえすぐに受け入れてくれるんだよ。まさにパラダイスでしょう!?民宿に泊まったら手伝いの宿のおぼこい娘っ子が夜中に「抱いてくれ」ってんで、隣の部屋であばれるんでっせ。「若い娘は白く、そして赤い 私が見せるものをどう思う?」なんてありがたい歌を歌いながら全裸でエロダンスを踊るんでっせ、旦那。ところがところが主役のバカ警官は「結婚するまでは童貞でいるんだ」とか寝ぼけたこと言いながら彼女のお誘いに応えようとしないの。脂汗をたらしながら必死で我慢するのよ。あほらし。それからも仕事のことばっか考えてちっとも島民に心を開こうとしないのよ。あ~信じらんない~。彼は敬虔なクリスチャンちゅうことらしいが、宿の彼女の与えてくれるものこそ無償の愛そのものじゃないの。ばっかみたい。そんなことも分からない堅物のくそたわけはひどい目にあえばいいな、と思っていたら最後に焼き殺されたのでとってもスッキリした。神よ救い給え!とかいいながら焼き豚状態〜ははは。あまりにも爽快で島民と一緒に歓喜の歌を歌いたいくらいだったよ!ドラキュラ役者としか認識していなかったC.リーの溌剌とした演技といいブリティッシュトラッドを基調にしたスコアの美しさといい大変な収穫だった。なにより価値観の逆転を誘うその内容は芸術が果たすべき使命をしっかり全うしていて爽やかなことこのうえなしだ。 |
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