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タイトル名 |
ハウルの動く城 |
レビュワー |
レゲエラムさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-12-27 20:04:36 |
変更日時 |
2013-06-01 11:58:54 |
レビュー内容 |
皆さん賛否両論ですが、私は単純に好きです。 自分に自信がなくて、内に閉じこもりぎみだったソフィーが、おばあちゃんになってからの方が吹っ切れてイキイキとしているようにみえるんだけど、本当は無理して明るく見せてるだけ。ハウルが「美しなくちゃ生きてる意味がない」と言ったときに初めて感情を思い切り出しますよね。「私なんか美しかったことは一度もないわっ!」って。これが彼女の本心で、本当は美しく要領よく、妹や母親みたいに生きてみたいと思いつつその感情を押し殺してきたわけです。女って誰でもそういうの憧れるものです。でもそれが出来ない不器用な人なんですよね。
それが、ハウルとマルクルとともに家族ごっこをするうちにだんだん自信を得て、家族ごっこもほんとの家族になっていく…。 ハウルもまた、臆病な自分を隠してきたけれど、「守るもの」が出来たことで、立ち向かうことが出来るようになっていく。 自分も結婚した今わかるんですが、家庭を持つと人間強くなれるし、今までの悩みがどうでもよくなっちゃったりするんですよね。
あと、キムタクの演技が、いつものキムタクぷりが出てなくてよかったです。
個人的に好きなシーンは、ハウルからお守りの指輪をもらうシーン。ハウルにとってはただのお守りだけど、自分の指に好きな人から指輪をはめてもらうって女にとっては意味ありげで、ちょっとドキドキしちゃうソフィーがかわいいです。
それでも10点は評価あげすぎかなとは思うんですが、私も自分の容姿に自信がなく、ハウルのようにお顔がキレイで少し頼りないタイプの男性に恋をして、色々と世話を焼いてしまったことがあるので、共感しすぎてしまったのです。 |
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