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タイトル名 |
トレインスポッティング |
レビュワー |
港のリョーコ横浜横須賀さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-10-29 21:19:29 |
変更日時 |
2006-10-31 11:17:41 |
レビュー内容 |
クスリがキマったあとのみんなは底抜けに明るい。 ドンギマリでそれぞれが独自の世界観を語ったり、浸ったりしている。 やりたい放題して楽しそうなのが、ちょっと羨ましく見えてしまう。
でも、私はやっぱりドラッグなんてやりたいとも思わない。 私はドラッグに手を出したことがない(当たり前だが)から、 ドラッグを愛して止まない人たちの気持ちや言い分は、まったく解らない。 彼らからすれば「お前ら(非ドラッグ使用者)の方がつまんねぇ人生だな」と、 冷笑し蔑んでいるかもしれないが、それでも構わない。 解りたいとも思わない。 他人に迷惑をかけなければ好きにすればいい。 自分の体と人生なのだから。
でも、自分の家族・友達・恋人にドラッグ中毒者がいたら、 こんな簡単に見放すことなんて出来るか? 私の友達にも、レントンと似たような子がいた。 発見した時、私は無茶苦茶にぶん殴って何時間もやめるよう説得した。 でも何度も同じことの繰り返しだった。 それでも「いつかは解ってくれる」と信じ、説得した。 本当にやめて欲しかった。 しかしある日連絡が途絶えた。 今その友はどこにいるかも分からない。
ドラッグに手を染めてしまう理由はそれぞれだろう。 この映画でレントンは克服しているが、現実はレントンの仲間たちのように、 克服できず、泥沼をまるでオアシスのようにすすり続けている人が多いだろう。 ドラッグ使用者は、ドラッグに何を求めているのだろう。 やはり、私には理解できない。 ただ、解って欲しい。 それを知った時のあなたを想う周囲の人々は、本当に悲しむ。 結果的に何も出来なかった時は、さらに自分を責める。 私が今願うことは、友がレントンのように生きていることだけだ。 |
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