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タイトル名 |
生きるべきか死ぬべきか |
レビュワー |
もとやさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2009-11-04 11:45:02 |
変更日時 |
2009-11-04 13:00:11 |
レビュー内容 |
こんな面白い作品に出逢ったのは久し振りのような気がする。 舞台演劇の良さと映画の良さを上手くブレンドして素晴らしい作品に仕上がっている。 ナチスによるワルシャワ占領というかなりシリアスな題材で死人も出たりするけど、その辺りが上手くコメディに変換されていて良かった。 畳み掛けるようなシナリオ構成も秀逸で、これでもかってくらいに被せてくるのには参りました。 作品名にもなっているハムレットの名台詞の使い方や収容所のエアハルトといった伏線の張り方も見事だし、脇役の槍持ち2人の使い方も上手い。 戦時中に製作された作品で、ナチスに対する蜂起を促すような内容になっているけど、それもある意味では感慨深い。 その後、実際にワルシャワ蜂起で失われることになる多くの市民の犠牲を思うと複雑な心境にもなるけど、そういった悲劇の末に現在のポーランドの民主化があるのかと思うと意義のある作品なのかも知れない。 戦後に作られた戦争映画は数多く見てきたけど、戦時中にリアルタイムで作られた作品という意味で新鮮さを感じました。 |
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