みんなのシネマレビュー
ラスト サムライ - 虚学図書之介さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ラスト サムライ
レビュワー 虚学図書之介さん
点数 10点
投稿日時 2004-03-15 01:41:51
変更日時 2004-03-15 01:44:30
レビュー内容
映画館で見ながらボロボロ泣いた。初めての体験でした。私の涙をメランコリーの一言で片付けることはたやすいでしょう。しかしそれで片付けてしまって良いものでしょうか。明治維新は必ずしも「悪」ではなかった。かつてのインドや中国のように帝国主義の被害をこうむり、自国経済をズタズタにされた国もある。日本がそうならないためには、西欧列強に準ずる必要があった。近代のシステムと科学技術を導入することは急務であった。しかし漱石も指摘したようにそれは皮相のものでしかなかった。ラストサムライは、西欧近代と日本の中世封建的社会との世界観・価値観の対立を、西欧の側から同調的に見た作品でありましょう。言わずもがなでありますが、われわれ今日の日本人の視点は西欧人のものに近い。それでもなお、日本人は桜を愛す。だからこそ、わずか100年ほど前には存在し、今もその残光と余韻が輝く、かつて日本人が抱いていた「侍」という理想は心地よく、胸を打ちます。世界に誇るべき、そして本来は我々日本人こそが見直していかねばならない『菊と刀』の世界です。失われた心性は戻ってはこないかもしれない。が、志すことによって再び宿るかもしれない。光栄が昔日のものとなるか、今後未来に継がれるものとなるか。メランコリーに終わるか否かは、我々の一挙手一投足にこそかかっているのでしょう。文句なしです。素晴らしかった!
虚学図書之介 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2005-05-02スタンド・バイ・ミー68.10点
2005-01-26大空港46.72点
2005-01-19中国の鳥人35.78点
2005-01-17オーシャンズ1145.46点
2005-01-13ムーンライト・マイル35.22点
2005-01-13ライ麦畑をさがして56.20点
2005-01-02ワイルド・ワイルド・ウエスト64.96点
2004-12-26グリマーマン24.80点
2004-12-12ふしぎの国のアリス(1951)77.09点
2004-12-08愛さずにはいられない44.77点
ラスト サムライのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS