|
タイトル名 |
恐怖の報酬(1953) |
レビュワー |
もっつぁれらさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-01-08 13:29:30 |
変更日時 |
2012-01-08 13:42:46 |
レビュー内容 |
こんな静かなサスペンスドラマは久し振りに観た気がします。 原油溜まりを渡る時の目を瞑ってアクセルを踏むイヴ・モンタン。“行くしかねぇ!”という切迫感はもうハンパない! 切り返しに巨岩に原油溜まりと、待ってましたとばかりに難所が次々とやって来るのが作った感が出て少々あざとい感じもしますが、この3つの難所全てに突破まであともう少しというところでハプニングが発生したりして、非常にスリルのある見応え満載のシーンだったと思います。 また、先行するトラックの中で父親のエピソードを語りながら髭を剃っていた直後に爆発するという演出は個人的にかなり好きで、ラストのようにあからさまに危ない雰囲気を感じさせてから事故が起きるのも悪くはないのですが、前者のような微妙すぎるくらいの前触れはより高度で洒落ていて面白いと思います。 仲間同士で喧嘩するにも罵倒したりなどする事なく平手打ちを見舞うのみだったり、終盤にかけての盛り上がりがどこだったのかも分からないようなストーリー構成など、とても静かで落ち着いたフランス映画らしい一品でした。 |
|
もっつぁれら さんの 最近のクチコミ・感想
恐怖の報酬(1953)のレビュー一覧を見る
|