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タイトル名 |
母と暮せば |
レビュワー |
とらやさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2016-01-08 23:14:17 |
変更日時 |
2016-01-08 23:15:40 |
レビュー内容 |
僕は本作を終始息子の立場から鑑賞していました。 愛する人を残してこの世を去った無念。 1人残された母を心配しながらもまだまだ母の傍にいたい思い。 様々な感情が入り混じる息子の思いを二宮和也が好演しています。 劇場には吉永小百合さん演じる母親と同年代、 あるいは年上の女性の方も沢山見に来ておられました。 息子を失った癒えることの無い悲しみ。 終盤には劇場の至るところから鼻をすする音が聞こえていました。 きっと皆さん、母親の立場から本作を見ておられたのでしょう。 ラストで吉永小百合と二宮和也の母子の姿が消えていく。 戦後長い年月が経過し、戦争の記憶も少しずつ薄れていく。 本作は松竹の120周年記念作品ということですが、昨年は戦後70周年の節目の年でもありました。 このタイミングでの本作。作品に込められた戦争で亡くなられた方々への鎮魂の思い。 エンドロールの合唱には、山田監督のそんな思いを特に強く感じました。 |
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