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タイトル名 |
16歳の合衆国 |
レビュワー |
wunderlichさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2005-09-05 01:16:58 |
変更日時 |
2005-09-05 01:16:58 |
レビュー内容 |
問題はこの世界を肯定的に眺められるかということ。何かに理由を求めずにいられない思考方法も、納得のいく答えさえ見つけ出せば安心できるという意味で肯定的な世界観の一つである。だから、最後にアランがリーランドを殺すことでポラード家を救えたと考えるのにも一理ある。一方リーランドの思考はどこまでもニヒリスティックかつペシミスティックだ。「今生きていること」と「これからも生きていくこと」は大違いだが、その両方が虚しいと感じるのは辛い。だから、人生の中身をもとめて他人と話したり、本を読む。リーランドはまさにそうだ。この映画はそこで終わってしまう。やりきれない。消化不良。ひどい私見かもしれないが、浮気教師のくだりとケビンスペイシーの役はすべて余計。そこらが気になってこの点数。 |
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