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理由(2004) - Qfwfqさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 理由(2004)
レビュワー Qfwfqさん
点数 7点
投稿日時 2005-01-21 11:56:10
変更日時 2006-06-02 21:10:56
レビュー内容
この映画見て「しまった!」と思いすぐさま宮部みゆきの原作を読んだのだが、この小説が90年代後半から次第に姿を現した「理由なき殺人」を怖いぐらい冷静に予言していたことに驚き、また映画「理由」がこの小説と内容だけでなく構成も同じものにしたということは観る前から知っていたが、両者から感じるものはまったく違うことにもまた驚いた。同じ卵を使って同じ調味料、手順で作ったのに宮部のオムレツは硬くて噛み応えがあり、大林のオムレツは軟らかくて口に広がるような感じだ。大林は登場人物に優しい。過剰に演出させることで情を生み出しているのでそれがフィルターになっている。逆に言えば内側では何を考えているかわからない。100人以上に及ぶ「ふつうの人々」はある意味で、あの家族たちよりもグロテスクだったりする。だから優しさは残酷の裏返しとも言える。八代祐司がどこにでもいる時代だからこそ、このオムレツができた(できてしまった)のだろう。この映画はかなり面白い。 が、サスペンス的な楽しみは期待できない。
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投稿日付邦題コメント平均点
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2008-11-20罪の天使たち107.00点
2008-07-29接吻 (2006)106.75点
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2008-04-10ノーカントリー76.41点
2008-01-10恐怖分子107.16点
2007-12-18呉清源 極みの棋譜86.00点
2007-10-29めがね65.65点
2007-09-27トランスフォーマー65.71点
2007-09-20ロストロポーヴィチ 人生の祭典96.40点
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