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タイトル名 |
アンストッパブル(2010) |
レビュワー |
やしきさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2012-01-09 01:15:42 |
変更日時 |
2012-01-09 11:11:32 |
レビュー内容 |
トニー・スコット印の正統派アクション。現代のアクションのお手本のようなカット割とカメラワークでこの上ない緊迫感を演出している。どれほど繰り返し撮影を行っていたのだろう、わずか2、3秒(長くても5秒以内!)を丹念に積み重ねている。同じシーンを何度も何度もカメラ位置を変えて撮影し、あたかもひとつのシーンのようにつないでいる。わずか1分の描写も相当な時間と労力がかかっている。走る列車は並走する車かヘリからの撮影だが、そのカットの多さもすごい。ヘリを何機も接近&低空で飛行させているのだ。その努力があってこその映像、スピード感演出は惚れ惚れする。無駄な人物描写を極力省きすぐに事件を起こさせるストーリー展開も見事。いかに列車を止めるのかという本題に十分時間を費やせるからだ。この映画、あまりにも演出が際立っているため「この俳優じゃないと成立しなかった」がない、ある意味「俳優殺し」の映画とも言える。でもそんな映画があってもいい。 |
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