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タイトル名 |
波(1952) |
レビュワー |
丹羽飄逸さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-02-10 20:14:36 |
変更日時 |
2008-02-10 20:14:36 |
レビュー内容 |
ボリューム感に満ちた傑作。冒頭、見並と昂子が語り合う浜辺シーンの美しさ。そこから回想される波瀾の半生は、落ち着いたトーンの中に見並の愛と葛藤を深々と描いている。それを演ずる佐分利信も最高。彼の出演作の中でも屈指の名演に挙げたい。一方、可憐な桂木洋子の憂い顔も忘れがたい。昨年彼女の訃が小さく報じられた際、スポーツ紙の見出しは専ら本名の黛住恵(亡夫は勿論黛敏郎)で載っていたが、引退しても映画史の重要なスターなのだから、そこは桂木洋子として載せて欲しかった。 |
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