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タイトル名 |
アンナとロッテ |
レビュワー |
こまごまさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2007-01-06 11:07:44 |
変更日時 |
2007-01-06 11:07:44 |
レビュー内容 |
けっこう良かった。幼い姉妹が引き離され、一方はドイツに留まり貧しく不幸に育ち、大人になって優しいドイツ将校と結婚、一方はオランダで恵まれた家庭環境で育ち、こちらも優しいユダヤ人と結婚したもののナチス・ドイツの迫害により最愛の夫を失う。姉は夫がナチスであったとしても自分にとっては優しい旦那に過ぎない。しかし夫を失った妹にとってはナチスは許されない存在である。一方、妹の恵まれた家庭環境は、ドイツの貧しい家に育ち虐待されてきた姉にとってはまた得ることのできないものだった。二人の心の交流は手紙のやり取りを親にやめさせられることで奪われてしまうのだけど、それが50年間、姉妹の心のすれ違いを大きくしてしまう。二人の姉妹の対比が見事だった。 |
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