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タイトル名 |
善き人のためのソナタ |
レビュワー |
カラバ侯爵さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2008-01-30 04:27:34 |
変更日時 |
2008-01-30 16:28:53 |
レビュー内容 |
静かなヒューマンドラマでしかない内容なのかと思っていたら、サスペンスとしての見せ場満載な内容でうれしい驚きがありました。
そして、評価としては・・・ 既に指摘されている方が多いですが、ヴィースラーの変化(タイプライターを隠すに至る)に説得力を欠きますね。 もっとヴィースラーにスポットを当てた内容にして、彼は若かりし頃クリエイティブな職業に憧れ、挫折した過去(しかも、挫折のキッカケは失恋)があるなんてバックストーリーを加えただけで、そこら辺の不満は解消されると思う(芸術家として生きる二人への憧憬と敬意という向きが明確になる)。ましてや、その職業が作家であったなんて設定にすれば、彼に捧げるという献辞の記された本を手にした時の感慨はより深く複雑なものとなり、より一層良いシーンにもなったことでしょう。 |
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