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タイトル名 |
モンパルナスの夜 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-01-08 12:10:11 |
変更日時 |
2009-01-08 12:10:11 |
レビュー内容 |
犯人役は“陰気ジノフ”という名に似合った性格俳優で、ニヒルな魁三太郎といった感じ(魁三太郎って知りませんか)。ちょっとクサくなるかというギリギリのところで芝居する。この時代のこういうドラマには、少しクサいくらいでちょうど似合う。犯人のニヒルぶりが見どころで、メグレが自分を狙っていることを知りながら、からかうような振舞いをするあたり。オトリ青年から逃れるために、わざと無銭飲食をして警官に守られて出ていく小憎らしさ。このニヒル男の隠れた炎としての純愛もあるんだけど、それはあんまりドラマの中ではイキていなかった。この時代のフランス映画は、街角のシャンソンで始めるってのが、一つの型だったんだろうか。酒場で歌ってるのがダミアだそうだ。 |
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