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タイトル名 |
世界で一番パパが好き! |
レビュワー |
よーちーさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-06-12 22:24:03 |
変更日時 |
2009-06-12 22:25:43 |
レビュー内容 |
もしこれがケヴィン・スミスという人物を知らないで観たんだったら「いい映画だなー(ただし棒読み)」っていう感想で、映画として純粋に(無難ではあるけど)完成度は高いと思うので、あとプラス1点は上乗せできたと思う。しかし残念なことに、私は本作をばっちりケヴィン・スミス作品だと認識して観たので、何だかなあという感じ。三谷幸喜だったか、製作者側としての意見で「観る人を泣かせるより笑わせるほうが難しい」と言っていたのを、まさしくそのとおりだと思っている私としては、人を笑わせるだけの才能がある人が、安直にハートウォーミングに走るのは、ただもう勿体ないの一言しかないのです(ちなみにあまり普遍的でないたとえを出すと、syrup16gのラストアルバムに抱いたのと似た感想。丸くなればいいってもんじゃないぞ!という)。まあ、たぶん色々あったんでしょうけどね。ただ、好きになる相手がビデオ店店員とか、ちゃっかり大物出しちゃうとか、娘がトイレ流さないという癖の活かし方とか、親子に似た状況で同じセリフを言わすユーモアとか、下ネタっぽさとか、細かいところはやっぱりケヴィンさん。枝葉の部分での「らしさ」は評価できるかな。 |
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