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タイトル名 |
碁盤斬り |
レビュワー |
こたさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2024-06-13 17:06:52 |
変更日時 |
2024-06-13 17:06:52 |
レビュー内容 |
久々の時代劇鑑賞。 原作は古典落語との事。 前半の穏やかな展開が、藤沢周平の懐かしい人情時代劇の様な心地良さ。 それが突然の来訪者が現れる後半から一転、緊張感ある復讐劇に様変わりする。 善悪だけでは語れないそれぞれの事情、いざ刀を抜いた後の武士の覚悟と非情。 主役の草彅剛さん、その娘役の清原果耶さんが演じた武家の誇り高さ。 國村隼さんの商家の懐の深さ、市村正親さんの侠客の貫禄、敵役斎藤工さんの儚さ… 画面の美しさ、空気感、余韻… 自分は碁を嗜まないが、その品格が指先、表情だけでも伝わってくる巧みな演出。 心に沁みる時代劇であった。 |
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