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リトル・ロマンス - こたさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 リトル・ロマンス
レビュワー こたさん
点数 10点
投稿日時 2009-04-22 22:17:30
変更日時 2018-05-09 07:54:14
レビュー内容
この映画を見て、同世代のダイアン・レインに憧れたのが高校2年の時。もう39年前。
ファンレターを一生懸命、英語で書いて、何だか語学の勉強になってしまった。
元来、大好きなジョージ・ロイ・ヒルが監督なので、観る前から期待度は高かかった。
それこそ、2年間くらい「リトルロマンス」テンションが続いていた。
「何とかロス」って言葉が昨今使われているが、映画の上映が終わる度、まさに「リトルロマンス ロス」になり、ロードショー公開が終わっても二番館、三番館に通い詰めていた。自分の純情シネマ時代の象徴的映画。
パリ・ベニスの美しい風景、J・ドルリューの心に響く旋律、時に「明日に向かって撃て!」の左右に振るカメラワークを彷彿させるロイ・ヒル監督の心憎い演出。主役の若い二人の新鮮で楽しい駆け引きなど、すべてが大好きな映画だった。
そしてローレンス・オリビエ卿。温かい演技。映画のラスト、幼い二人の痛い程切ない別れを、優しい眼差しで見つめていた。
同じくティーンエイジャーの楽しくも切ない男女逆転恋模様を描いた、大林宣彦監督の傑作「転校生」。
明らかにこの映画をリスペクトしている。去りゆく彼女の車を追うラストシーン、主人公の男の子が映画好きって設定まで一緒だもんな。
今でもDVDで思い出したように見る映画、傑作。思い入れも強すぎるから、満点になってしまう。
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