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タイトル名 |
戦場のメリークリスマス |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2022-12-24 21:26:44 |
変更日時 |
2022-12-24 21:32:48 |
レビュー内容 |
巨匠と言われると、誰しもが文明論映画に挑戦したくなる。 かくして、異才大島渚の放った文明論が、本作である。 「戦場にかける橋」のアレックギネスをデビッドボウイに仕立てた快作と思った。
なるほど、外国賞狙いだったか、欧米の兵士の方が人間的で共感できる。 日本兵の方が狂気的に描かれてる。
が、ここで、ちらりと日本らしさを出したのが、 クリスマスの夜、たけし演じるハラ軍曹が、酔って、今夜は 俺がサンタクロース、お前らは特赦だ、と英国兵に告げる場面である。 そこがラスト、効いてくる。
ロレンスがハラの処刑される前日、神のご加護を、と告げると、 ハラのどアップで「メリークリスマス」と言って、映画は閉じる。 どういう解釈か?は人によって違うだろうが、 僕は、日本人は、みんなが神なのだ、ということで、最後のどアップに 繋がるのだろうと、そう思った。
今夜はクリスマスイブ。 メリークリスマス♪ |
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