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タイトル名 |
オッペンハイマー |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2024-11-30 18:02:39 |
変更日時 |
2024-12-10 23:58:21 |
レビュー内容 |
理論屋が政治に巻き込まれ、その政治の結果に、罪悪感をおぼえるという、 まぁそういう話なのだが、これが日本の原爆になると、ちょっといろんな 感情が湧きおこる映画になってた。
前半、物理屋としての蘊蓄も交え、理論屋の生活を描き、 中盤、原爆担当として、その製造成功と、戦争に使われるという展開。 後半、自分のやってしまったことに罪悪感を感じ、人の子として、悩み苦しむオッペンハイマー。 そこに、政治思想の問題、腐れ縁の政治家が絡んできたりする。
素直に思ったのは、戦争で使おうと思った政治家が、原爆の威力を示す実験の場にいないで、 戦争に使おうと思うのは、いかがなものか? オッペンハイマーは、あの爆弾の威力を目の当たりにし、 あの爆発の下に数十万もの人間がいることをリアルに想像できたのだから、罪悪感も生じたのでは? 政治家は、現場で五感を使って判断し、行動に移してほしいなどと、ピントのずれたコメント、相済みません・・ (ゲイリーオールドマンが、トルーマン大統領演じているとこが、適役でした) まぁでも本作の目玉は、21世紀史上、最強の「天才集団」を描いたことでしょうね。 |
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