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タイトル名 |
ランボー/最後の戦場 |
レビュワー |
シロちゃんさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2008-06-03 12:03:11 |
変更日時 |
2008-06-08 15:48:34 |
レビュー内容 |
◆ジョンランボー。御年60歳を越えても、あらゆる意味でランボー(乱暴)だった。 映画のイメージは「酒池肉林」。 酒(女)地(地雷)肉肉肉肉(人肉)林(木々)もちろん誤用です。 特に、肉が多く野菜が少ない。これじゃあ子供の焼肉パーティー。
◆戦争ってこんなもんなのか?? 人間の尊厳なんて言葉が幻のように本能や欲にかき消されていく。 秩序を失った男のサガが戦場でむき出しに女子供を覆いつくし、 特に女性の扱われ方には涙。子供は無力すぎる。人間は恐ろしく不完全で脆い。 やるか、やられるか。「無為」に生きることさえ許されない戦場でランボーは自律している、ただそれだけ。 あとは、肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉・・・・
◆とりあえずわたしは「ランボー」を楽しめた。 非日常的でアナーキーな戦場を、安全で偏ったバーチャルで楽しんだ。 もはやゲームだ。ばったばったと死んでいく人間達を見て、ココロが悼まないのは、 そこに「リアルはない」と仮定して観ているからである。 被弾や爆破で人間の四肢が飛び散る爽快感は、五感を刺激する「爆発と破壊の美学」。 これは、子供がおもちゃで遊ぶとバラバラにするのと同じ感覚かな。 (道徳的には人間以外を飛散すべきだけどね)
◆個人的には、実直なスナイパー「スクールボーイ」がお気に入り。 もっとランボーとの息の合ったコンビネーションを見たかった。 どんな映画でも、ベテラン(旧主役)と新人(新主役)のバディは、続編の意義があるし、 これからのスタンダードになりそうな予感。
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