みんなのシネマレビュー
雪国(1965) - よしのぶさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 雪国(1965)
レビュワー よしのぶさん
点数 7点
投稿日時 2013-10-14 15:29:14
変更日時 2013-10-14 15:29:14
レビュー内容
駒子は雪国の生まれ。貧しさゆえに16才で東京に酌婦に出された。旦那に落籍され、将来は踊りの師匠として生計を立てる約束だったが、旦那が1年程で亡くなり、国に戻った。両親も亡くなり、天涯孤独の身となったが、踊りの師匠の厚情で養女となった。師匠は息子の行男とめあわす積りだったらしいが、東京に出た行男が結核にかかり、自身も中気で半身不随となってしまう。東京で付添っていた葉子が行男を連れて帰り、奇妙な三角関係となる。駒子はふと知り合った旅行者の島村に惹かれる。知的で甘い風貌、柔らかな物腰、温泉町にはない都会的雰囲気を持つ。駒子を今の境遇から抜け出させてくれる希望にみえるのだ。嫌いな面もある。既婚者の上に、身勝手で薄情だ。無遠慮に枕芸者を世話しろと言い出したり、鳥追い祭に来る約束を反故にしたり。島村にとって自分は、一年に一度だけ会いに来て、気まぐれに抱く女でしかない、そう思うと辛かった。やがて駒子の境遇が変わる。行男の医療費を払う為に芸者となったが、行男と師匠は相次いで鬼籍に入る。新しい旦那もできた。それでも島村が来ると微かな希望にすがるように会いに行ってしまう。島村にとって駒子は縮布のような存在だ。「雪中に糸となし、雪中に織り、雪水に洒ぎ、雪上に晒す」時折、その美しさを愛で、肌を撫でていれば満足なのだ。事件が起こった。葉子が火事に遭って重傷を負ったのだ。老人や子供を置き去りにできず、助けているうちに逃げ遅れたのだ。恵まれない境遇でありながら、汚れを知らず、殊勝で純真さを失わない葉子。駒子にとって彼女は、喪った処女時代の分身だ。また一つ大切なものを失ってしまった。駒子は雪国に骨を埋める決心をし、島村に別れを告げる。島村は帰るしかない。美を追求する原作者の妄想が生んだ幻想譚。トンネルを抜けると異界が広がっている。雪国という清浄な世界。白銀一色の景色は鮮麗で、女性は美人で清潔、人々は素朴な生活を営んでいる。そこでは原作者である島村は女性には好かれる。遠くにあるからこそ美しく、憧憬の対象であり、最後に別れがあることを承知している。「伊豆の踊子」と同工異曲。彼女達の境涯に同情はするが、冷徹な態度は変わらない。あくまで旅人として距離を置き、私生活には立ち入らない。男性からみた理想的な女性像でしかないが、「日本的な美」を切り取った功績は大きい。映画は美という点でかろうじて合格。
よしのぶ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2015-02-1986.62点
2015-02-16死霊の盆踊り30.76点
2015-02-11ゼロ・グラビティ97.63点
2015-02-09パシフィック・リム106.88点
2015-02-08エベレスト 若きクライマーの挑戦<TVM>54.80点
2015-02-0717歳のカルテ76.99点
2015-02-07噂の女77.30点
2015-02-06華麗なる激情76.00点
2015-02-06影の車67.00点
2015-02-05第9地区87.07点
雪国(1965)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS