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タイトル名 |
ウルヴァリン:X-MEN ZERO |
レビュワー |
よしのぶさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-10-05 19:31:49 |
変更日時 |
2009-10-05 19:31:49 |
レビュー内容 |
スピンオフ作品としては十分合格点。ローガンの能力の謎と来歴がよくわかる。父を殺された怒りで能力に目覚めるのだが、復讐に殺した相手が実父だったという悲しい宿命。その後も仲間割れや裏切りの闘いばかり。憂鬱な話だ。ウルヴァリンの名の由来の童話も悲しい。それでも残虐場面を最小限に抑えて、楽しめるようにできている。超能力を持つミュータントの物語だが、この手のものでは、能力が度を過ぎるとリアリティがなくなり、緊迫感が薄れる。途端にマンガっぽくなり、感情移入できないのだ。本作品ではアイビームがそれ。ビルを真っ二つはやりすぎ。眼鏡かけてないと勝手にビームが出るという設定には笑ってしまった。先生に怒られて罰として黒板に百回書くが、あれはギャグだろうか?不死身というのも如何なものか。どうせ助かると思うと楽観視していまう。不死身でもいいが、そこをやられると死ぬというような弱点が欲しい。ウルトラマンが盛り上がるのは3分間しか戦えないから。弱点があるからこそ応援したくなるのだ。恋人ケイラの他人を自分の意のままに操る能力だが、それができるのなら自分の妹を助け出すのは簡単なことだろうに。現に大佐を自由に操ったではないか。またローガンを操っていたとしたら、その能力でいつでも大佐のところに連れていけたではないか。わざわざ死んだ芝居をする必要はあるまい。チームでダイヤ密輸ギャングに殴り込みをかける場面があるが、緊迫感があり、印象に残った。あの程度の戦いでちょうどいいのだ。最後の何でもありのXIとの闘いと比較してほしい。どっちが手に汗をにぎり見るだろうか。それから、エンドロールの後にサプライズ映像があるので、席を立ってはいけません。 |
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