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そして誰もいなくなった(1974) - よしのぶさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 そして誰もいなくなった(1974)
レビュワー よしのぶさん
点数 2点
投稿日時 2011-09-25 05:32:05
変更日時 2011-09-25 05:49:39
レビュー内容
豪華なディナーを食べたり、ワイン飲んだり、連続殺人事件が起きているのにみんな妙に落ち着いているのが気になる。最初が毒殺なのにみんな飲み食い平気なんだね。みんなが同じ部屋に集まって監視し合えばよいのに。銃殺が起これば手の硝煙反応調べるとか、ピストルは誰も使えないようにどこかへ置いておくとか、それくらいの事はしてほしい。死体もどう処置したのやら。謎解きもお粗末。最後毒をどうやっていれたの?「そして誰もいなくなったと」という原作は、そして誰もいなくなるから面白いのに、そして誰もいなくならないこの映画、これを観て面白いと思う人は、そして誰もいなくなった。
追記:この映画は戯曲版を元にしているようだ。戯曲版では最後はインディアンの寓話は「首をくくる」ではなく「結婚する」となる。発売当初の原題は「Ten Little Niggers」で米国では差別用語であったため「And Then There Were None」と改題され、やがて原作者もそう改題した。戯曲版を書くにあたり、生存者を残すことにした。原作者にとっては、全員がいなくなる事が重要ではなく、寓話に基づいて殺人が起こることを重要視していた事がわかる。以上の事が判ったからといって映画が面白くなるわけでもない。監督がどうして小説ではなく戯曲を元にして映画を作ったかを理解するものは、そして誰もいなくなった。
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