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タイトル名 |
魔界転生(1981) |
レビュワー |
よしのぶさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2009-10-18 14:15:24 |
変更日時 |
2009-10-18 14:15:24 |
レビュー内容 |
最初の戦場跡のセットで萎えた。美的センスもリアリティもなし。首だけの四郎が怨念の力で、首だけで飛んでゆく。次の登場は薪能の能役者が面を取ったら入れ替わっていた。そしてキリストを捨あと宣言、魔界の神の力を得る。ちょっと待って!すでに混乱が。魔界の力を得てから首を飛ばしましょう。四郎の転生の目的は徳川家への復讐。百姓を焚き付けて、江戸を火の海にすること。とすれば徳川家に怨念を持つ者をリクルートすればいい。だがそのような者はいない。ガラシャは夫への恨み。武蔵は宗矩、十兵衛と対決したい。宗矩は十兵衛と対決したい。胤舜は女を抱き、殺したい。霧丸は甲賀への復讐。見事にバラバラ。動機は復讐・怨念に統一すれば分かりやすかった。又ガラシャは何十年も前に死んでいるが、他は生前の契約で転生。統一感がないですね。魔界を倒すためには特殊な力が必要ですが、それが妖刀正村だけでは不足。メインストーリーが四郎による徳川打倒なのか、剣豪対決なのかはっきりしない。武蔵が対決の場所を指定して去るなど、テンポが悪いのに不満。魔界のボスが姿を現さないのも不満。四郎が十兵衛との戦いを辞め、去ってゆくのも不満。復讐を果たした霧丸が娘に恋をして悩むのも不満。四郎の怨念は晴れたのか?四代家綱を殺し、江戸城を焼き、江戸の町を火の海にしてしまってどう決着をつけるのか?破綻したストーリーと演出に不満の中、ラストの火中での剣豪対決だけは見ごたえがあった。 |
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