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タイトル名 |
心の旅路 |
レビュワー |
よしのぶさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2013-09-14 05:59:26 |
変更日時 |
2013-09-14 05:59:26 |
レビュー内容 |
腑に落ちない点が多い映画。 第一次世界大戦中、ある戦場で砲撃を受けたショックで完全な記憶喪失となった軍人がいた場合、軍服の階級章や認識票、聞き取り調査などで、遠からず所属軍隊や氏名が知れると思う。負傷して顔が変わってしまったという事もないのだから、軍隊ならすぐに該当人物を探し出せるはずだ。まして兵ではなく、将校なのだから、照会はたやすいだろう。軍としても将校が行方不明になったら、当然調査するはずである。家族からの問い合わせもあるだろう。すぐに記憶喪失の軍人にたどり着くと思う。軍人も、新聞に写真を載せて家族探しをしてもらえばよい。次に記憶喪失。自動車事故で記憶を取り戻したが、逆に記憶喪失中の三年間の記憶を失う、というのは作り事めいている。たとえそうだとして、過去を知りたいのなら、新聞者に頼んで自分探しをすればよいではないか。妻は心配してホテルと夫の向かった新聞社に問い合わせただろう。新聞社なら写真を掲載して人探しをするだろう。最もありえないのは、妻が名前を変えて男の秘書になること。失踪した夫を発見した妻が、そんな手の込んだことをするだろうか?過去を思い出して欲しければ、名乗り出るのが一番だ。家に連れて帰れば記憶を戻す助けになるだろう。記憶が戻るまでそばで待つなんて非現実的。更に、婚約者が式直前にあっさりと身を引くのも作り事めいている。輪をかけて不自然なのは、男が秘書に結婚を申し込むこと。結婚しても女は正体を明かさない。二人で暮らしていた家がそのまま残っている。13年間も借り続けているのも不自然だ。そんな金はなかったと思う。桜の枝ぶりも13年前と全く同じで、冬なのに桜が満開というのもね。結局、おかしな行動をする人たちを延々見せられたという印象。 |
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