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タイトル名 |
グッド・バッド・ウィアード |
レビュワー |
アンギラスさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-09-06 01:52:58 |
変更日時 |
2009-09-06 01:52:58 |
レビュー内容 |
とてもおもしろい痛快馬賊ウェスタン・ムービー。汽車や街中の銃撃戦ベリベリ・グッド。ギャグの呼吸も良く、何回も観客から笑い声が起きる(私も笑う)。こういう映画、好きだなあ。 【以下バレ】 ただ物語には明確な瑕があり、ただでさえ3つ巴でややこしいのに、悪役とは別の馬賊やら何やらが話に煩雑に絡んできて頭が混乱してしまう。大平原のチェイス・シーンなどはこれに関東軍まで絡むものだから混沌のきわみで、かつ長すぎるのでここがいちばんつまんなかった。でも考えてみれば、かつて日本人があんな大平原で西部劇みたく撃ち合いに参加したことがある(かもしれない)と思うだけでなんとなくワクワクする。いつか日本人を主人公とした馬賊ウェスタンが作られることを願わずにはいられない。この映画ではまるで日本人=インディアンだが。 それともう少し三人三様の過去をきちんと説明してほしかった。中途半端に匂わせる程度で結局わけわかだし、「指切り魔」の正体が彼ではそれまでのキャラに相反するので観客が頭の中に描いてきた物語を破壊してしまいドッチラケで放り出すことになる。ラストもおもしろければよいというだけ。築き上げてきた物語に沿うものにする気はおそらくないだろう。 いろいろ惜しい。しかしこんなに痛快さを感じる映画を見たのは久しぶりなのは確か。やっぱ大陸が舞台だと印象違うもんなのかな。
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