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タイトル名 |
鞍馬天狗 角兵衛獅子(1951) |
レビュワー |
アングロファイルさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2013-01-05 15:48:23 |
変更日時 |
2013-01-05 15:56:25 |
レビュー内容 |
NHKで放送した『鞍馬天狗』を見ていて、「角兵衛獅子」もやっていたのでおおよその話は知っていました。そのためかどうか、けっこう面白かった。話のテンポがよく、ポンポンと進めるところが小気味いいです。時間の関係もあるのでしょうが、何でもダラダラと説明するよりはよろしい。鞍馬天狗はもっとヒーローっぽい扱いかと思いましたが、意外と強くない。大坂城から杉作と吉兵衛に助け出されるくらいですから(でも、最後の決闘に向かう前は強かったりする)。本作ではむしろ、鞍馬天狗(というか倉田典膳)の人間性、懐の深さのようなものに焦点が当てられています。非常に魅力的に描かれていて、おそらく原作通りなのだと思いますが、なぜ人気があるのか、その一端が伺えました。チャンバラよりもそちらの方に惹かれます。お喜代さんとの関係も、ベタベタしていなくて結構。有島一郎が珍しく真面目な悪役を演じていたり、三島雅夫が温厚な西郷役だったりと、キャスティングも楽しめます。古いせいか音声が聞き取りにくい部分があったのは残念でした。 |
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