|
タイトル名 |
マイ・バック・ページ |
レビュワー |
ヒナタカさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2011-06-05 18:16:24 |
変更日時 |
2011-06-05 18:16:24 |
レビュー内容 |
当時をまったく知らない自分ですが、この映画はものすごく面白かった。 「梅山」ははっきり言って、大うそつきのエゴイストでした。ダメな人間でもあります。 梅山は、結局何者だったかは(さんざん沢田が聞いたにもかかわらず)語られません。 でもこの映画はこれでいいのでしょう。 「きちんと泣ける男が好き」 映画のラストシーンで、忽那汐里演じる女子学生が言ったことばも、彼は思い出していたのかもしれません。 国家に反逆し、自分の信念を押し通している─そう思っていた梅山は、大ボラ吹きで、結局人を殺しただけだった。 そんな彼をかばい上司に激昂し、証拠は燃やして(真偽はわかりませんが)、それでも刑務所に入れられてしまった沢田は、哀れと言うほかありません。 この「期待の裏切り」が、とても意地悪で、とても面白いのです。 |
|
ヒナタカ さんの 最近のクチコミ・感想
マイ・バック・ページのレビュー一覧を見る
|