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タイトル名 |
テルマエ・ロマエ |
レビュワー |
ヒナタカさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2012-05-08 17:36:11 |
変更日時 |
2012-05-08 17:36:11 |
レビュー内容 |
あれだけ面白い原作を丁寧に実写映画化・・・のはずなのに面白くない。 やっぱりこの作品は ①ローマの設計士が風呂のアイディアに悩む ②タイムスリップしてアイディアに感動 ③アイディアを持ち帰ってハッピーエンド という展開がこそが肝。それ以外は野暮に感じるというのも致し方がない。 しかし、映画という媒体である以上、一貫したストーリーも欲しいと感じてしまいます。 そのオリジナル要素も、田舎者を演じる上戸彩は可愛いし、(強引ながらも)映画独自のメッセージもあるし、ローマの時代背景をもとにした展開もあるのでそれなりに検討しているとは思います。 しかし全くカタルシスがない、なさすぎる。 結末へ至る展開が面白いとは思えませんでした。 原作のエピソードを多分に詰め込んでいるせいか、けっこう多めな配役を使い切れていなかったりするし、登場人物の行動に納得しがたい部分もあるのが、残念でしかたがなかったです。 ◆主演(ローマ人)に阿部寛という配役が完璧。 この濃い顔はただでさえ日本人離れしているし、彫りも深いので日本人の顔を「平たい!」と言うのに説得力があります。 ◆風呂を愛する気持ちはローマ、日本ともに共通。 思えばどちらも火山国ですし、その風習は両者が似た環境にあることによるのでしょう。 だから主人公のリアクションに笑いながらも、同時に納得してしまうのです。 笑いどころが老若男女を問わないところも、この映画の長所でしょう。 本国イタリアでも大評判というのも嬉しいですね。 |
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