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タイトル名 |
悪の教典 |
レビュワー |
ヒナタカさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-11-18 20:25:44 |
変更日時 |
2012-11-18 20:27:32 |
レビュー内容 |
中盤、オーディンにつきそうワタリガラスのフギンとムニンの物語が紹介されます。 フギンとムニンは、神・オーディンへ様々な情報を伝える存在です。 本作のフギンとムニンが示すものとは、以下だと思います。 ①蓮実 蓮実が「裏掲示板」「盗聴器」などにより情報を集める様は、さながらフギンとムニンのようです。 ②序盤に登場するカラス 蓮実が家の外にいるカラスに異様なまでの敵意を燃やし、電流により殺していたのも、自分の行動を「神に告げ口される」のを恐れていたからなのかもしれません。 ③怜花 蓮実は最後に、怜花に向かって「オーディンによろしく」と言っています。 これは「蓮実は本当に狂ったふりをしているか?それとも、神を信じているか?」という観客への疑問の投げかけなのでしょう。 さらに・・・このとき、怜花の片目はカラスのように真っ白になっています。 なぜ怜花の目がカラスのようになったのか・・・これは怜花が新たにフギンとムニンの役目を担うものになったからだと思います。 続編があるとしたら、怜花は蓮実(もしくは蓮実の意思を受け継ぐ者)の凶行を止めるのかもしれません。 その行為こそが「神に告げ口をする」フギンとムニンなのでしょう。 |
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