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タイトル名 |
田園に死す |
レビュワー |
ひと3さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2011-03-15 00:11:40 |
変更日時 |
2016-02-02 23:08:39 |
レビュー内容 |
売りに行く柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯れ野行くとき。家の換喩である柱時計にも実は未練がある(家出をすすめる寺山は家らしい生活をしたことがないという哀しい逆説である)。中年の「私」が少年時代の(母を乗り越えた)「私」を待ち受けるが、来ない。これはいいシーンだ。結局、幼年期というものを卒業できない人間のモンダイなのである。いい映画だと思う。 |
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