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タイトル名 |
哀愁 |
レビュワー |
ESPERANZAさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-08-19 17:51:29 |
変更日時 |
2011-08-19 18:05:00 |
レビュー内容 |
愛するが故にその人の幸せを願い、美しい愛情と想い出をそのままに胸に秘めて死んで行く。これがマイラの愛だろうが、数十年経た今では何とか分かるようなものの、若い時最初に見たときは正直に言って理解できなかった。 けだし、この映画は悲恋映画の名作であろう。また前年の「風と共に去りぬ」のスカーレットを演じたヴィヴィアンが180度違う性格の女性を演じている。 この映画の要所要所で流れる別れのワルツ(蛍の光)は、「Auld Lang Syne」という古くからあるスコットランド民謡だが、これほどまでに切なく聞こえるのは初めてだ。 ついでながら、二人の想い出の場所で踊ったこの曲は、演奏者が自分のパートの演奏を終えるとローソクを次々と消していくシーンを作り出す。実に印象的であり、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第45番の逸話を思い出さずにはいられない。 |
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