|
タイトル名 |
狼(1955) |
レビュワー |
ESPERANZAさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-06-13 07:02:24 |
変更日時 |
2012-06-13 07:02:24 |
レビュー内容 |
題名のイメージから食わず嫌いにしていた映画だったが、100歳で亡くなった新藤兼人監督追悼の意味を込めて鑑賞。乙羽、浜村、殿山、菅井、高杉の5人の保険外交員が主役の映画で、それぞれの家庭の貧しさ辛さがつぶさに描かれている。この困難を乗り切るためにはお金が必要だ。そして思い立った郵便自動車襲撃だが、彼らはプロでも何でもない。計画だってとても用意周到とは思えないし、犯罪を隠そうとも逃れようともしない。ただそこにはお金が必要だったという動機のみ、結果は自ずと見えている。 新聞は彼らを狼だと言ったが、果たして本当の狼はどこにいたのだろう。 この映画は5人の主役を除くと後は有名俳優女優であろうとみな端役だ。ほんのちょっとしか出演しない有名人もたくさんいる。奈良岡朋子も若いが一番若いのは、私と同年齢の松山省二、乙羽の息子よっちゃんを演じている。 |
|
ESPERANZA さんの 最近のクチコミ・感想
狼(1955)のレビュー一覧を見る
|