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タイトル名 |
許されざる者(2013) |
レビュワー |
蛇蟇斎狐狸窟さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2013-09-14 20:00:13 |
変更日時 |
2013-09-14 20:00:13 |
レビュー内容 |
とりあえず原作をDVDで復習してから見に行きましたが、びっくりするほどそのまんまという感じでした。かなり忠実に原作を日本にトレースしていますが、その意味で明治10年代の北海道というのは、ベストな選択だと思います(廃刀令に全く触れられてないのは気になりましたが)。手塚治虫好きにとっては同時代・同舞台の「シュマリ」という怪作も思い出しますね(あの作品にも「人斬り十兵衛」というキャラが出ていました)。さて私の場合、そもそもイーストウッドの原作をそんなに名作とは思っていない人間でして、忠実な再現であるがゆえに、ストーリーに関する違和感も、そのまま移植されている気がします。そもそも最初に傷ついた女郎は復讐を望んでいたのか、北大路は何のために出てきたのか…柳楽君の役を半アイヌという設定にしたのは、ちょっと面白いと思いました。ただ全体としては渡辺謙・佐藤浩市・柄本明という役者の実力で引っ張った作品で、話的には「どこまで忠実に再現してるのか」に気が行ってしまいがちなのが、むしろ残念。 |
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