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タイトル名 |
コクーン |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2012-04-03 05:41:42 |
変更日時 |
2012-04-03 05:41:42 |
レビュー内容 |
不老不死は生ある者にとって永遠のテーマのひとつですね。強さを極めたフリーザやべジータですら不老不死を必死になって求めていましたから。 結局老人達は、願いをかなえ、めでたしめでたし、ハッピーエンドで終わります。それが大衆映画の目的だし、それはそれで良いと思いました。 ただ、この映画は、不老不死という人類至上の夢を安易にかなえているだけではありません。バーニー、ローズという天寿を全うしようとする存在が、作品全体に完璧なコントラストを効かせています。 老人たちがプールに大挙し、生命力を手に入れた途端に、傍若無人な振る舞いをし始めます。 その直後、ローズは亡くなり、バーニーは静かにローズにプールの水をかけます。涙を流し、宇宙人に「ローズを助けてくれ。」と懇願します。 宇宙人は答えます。「今となっては何もできない。」 願いを叶えた老人たちと、愛する者を失ってしまったバーニー。 願いを叶えられた老人達は、それはそれはハッピーなんでしょうが、観る人に感動を与えるのはきっとバーニーとローズ。 バーニーが船に乗る老人達に別れを告げに行く場面、僕にとってはあそこがクライマックスでした。 |
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