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イン・ハー・シューズ - たきたてさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 イン・ハー・シューズ
レビュワー たきたてさん
点数 5点
投稿日時 2017-04-17 02:12:38
変更日時 2017-04-17 02:13:46
レビュー内容
 ん~、良い映画っぽくしているし、実際そうなんでしょうが、・・私は微妙でした。
 マギーとローズ、タイプは違えど他者への依存心が強いという点では似たもの同士。
 依存心が強い人間というのは、とかく自己中になりがちです。二人の自己中心的な振る舞い、言動を見ていると、とても愉快な気分にはなれません。
 もっとコメディコメディしていれば良いです。ですがこれはかなり真面目に作られたドラマ。正直『楽しさ』よりも『痛さ』のほうが目についてしまいます。
 それに、これは私の価値観の問題ですが、途中で仕事を投げ出す人間が嫌いです。
 仕事にプライベートを持ち込む人間も嫌い。
 そーゆーわけで、主演の二人、どちらにも感情移入できないんだから、見ていて楽しいわけがないんです。
 二人以外にも、父親の後妻、こいつがまじで性格悪くて胸糞が悪くなります。
 もちろん、エラやスタインのような良心的な人間も多くいます。
 『誌の朗読』や『お買い物ビジネス』のようにハートフルなエピソードも良い味出しています。
 姉と妹の心の変化、成長、人とのつながりを通し、泣けるシーンや感動するシーンだってあります。
 ただどうしても『ダメ人間が良いことすると、とても良い人に見えちゃう』心理が働いているような気がして、素直な気持ちになれないんです。前半の妹、後半の姉、どうしても好きになれない。
 二人に共感できないってのが致命的。映画としても面白いかどうかは人によると思います。
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