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タイトル名 |
ロード・オブ・ドッグタウン |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2017-05-29 14:01:04 |
変更日時 |
2017-05-29 14:02:18 |
レビュー内容 |
勝手に爽快なサクセスストーリーを期待して見てしまったがために、予想とは大きく違う内容に、期待を裏切られる結果となりました。 スポーツとしてのスケボーを楽しむというタイプの作品ではないみたいです。 どちらかと言えば、スケボーを起点としたそれぞれの人生の在り方、捉え方を淡々と表現しているだけ。 幼馴染?のジェイ、ステイシー、トニーの3人。知名度が上がったことをきっかけに、それぞれ違う道を選択します。違う立場で3人が接する後半は、青春映画ならではの『切なさ』や『ほろ苦さ』みたいなもんが満ちています。特にステイシーとトニーは、成功しているはずなのに、なぜか失くした物のほうが大きい、みたいな、そんな感覚。 スポーツ映画としては物足りないです。 理由。技量。人物。そのどれもが説明不足であり描写不足だと思います。 あれよあれよという間に雑誌に載り、ヘッドハンティングされる。いつの間にか超有名人で、ちやほやされている。なんでしょう、この違和感。 トニーやスキップはわかりやすいのですが、ステイシーやジェイは何をしたいのかがさっぱりわかりません。二人がそれぞれの選択をしても、それが二人の目指していたゴールなのかどうなのか、それすらようわからんのです。人物の心が描けていないのですから、カタルシスも生まれるわけがありません。 『こーゆーことがありましたよ。』っていう事実をただ並べるだけなら、それは映画とは言えない代物だと思います。 個人的にはスキップのエピソードが好きです。 スキップが終盤で、他の人の店でボードを作成しているシーンが、凄く心に残っています。 青春は、何も十代の少年少女の特権ではないのだと感じさせてくれる名シーンです。 |
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