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タイトル名 |
ゾンビーノ |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2017-07-09 16:58:15 |
変更日時 |
2017-07-09 16:58:15 |
レビュー内容 |
ブラックユーモアここに極まれりといった傑作。牧歌的な雰囲気。だけどいつも『死の匂い』を感じさせる日々。その生活に順応し、感覚がマヒしてしまっている人々。なにもかもが、日常的で、非日常的。こーゆーシュールな世界、大好きです。 『ゾーン』と呼ばれる地域と、フェンスで完全に区切られている安全な町。『進撃の巨人』のようなプロット。このゆるーい閉塞感がまた良いです。 ストーリーはティミー&ヘレン(人間)と、ファイド(ゾンビ)の心の交流がメイン。 だけどこの作品、『主観』と『音楽』を変えれば、かなり悲惨なホラー映画へと早変わり。 なぜならティミーは、自分の目的のために周りの人間を犠牲にしちゃう、とんでも野郎だから。 一番ひどいのは、『ゾンビ返却口』でのひとコマ。『連れて行かれたファイドに会いたい』という涙がでちゃうような目的のために、他人のゾンビを暴走させるという鬼畜ぶり。『ゾンビに人を襲わせて、お目当ての人に会いに行こう』、頭のネジのぶっとんだ作品。 こーゆーモラルの崩壊した作品は、好き嫌いが分かれるところでしょうが、僕は大好きです。 |
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