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タイトル名 |
ドラゴン・タトゥーの女 |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2022-06-11 02:47:29 |
変更日時 |
2022-06-11 02:47:29 |
レビュー内容 |
長尺ですが長さを感じさせない映画。それぐらい映画に入り込めました。 いや、やっぱ少し訂正します。前半30分がややだるい。状況説明が複雑というよりは、映画にするには情報量が多すぎる気がします。ですがここは気合入れて見とかないと、面白さが半減するのではという強迫観念から集中して見ました。 さて、今作の魅力はなんといっても二人の主人公。敏腕ジャーナリストのミカエル。天才ハッカーのリスベット。この二人の何やってるかはわからんのだけど、なんだか超頭脳プレーやってる感じがたまらなくかっこいいのです。 ミカエルは登場時あんまぱっとしません。なにせなんか記事で訴えられて、敗けて、賠償金で窮地に立たされているわけですから。だからあんま有能には見えない。ですが実は切れ者というのが徐々に見えてくるわけです。マイナスイメージからのスタートなので好感度は上がる一方。 そしてミカエル以上に魅力的なのがリスベット。ミカエルも優秀だが、リスベットは更にその上をいく天才。そして天才ハッカーでもある。でもリスベットの人生は最悪そのもの。父親、後見人、出会う男性は鬼畜ばかりで男性不信になるのも必然。 そんな警戒心むき出しのリスベットに仕事の協力を依頼するミカエル。この展開がアツい。 ある意味ライバルに近い関係だった二人が手を組み巨悪に立ち向かう。まさかこのエゲツないストーリー構成で、まさかのコテコテ少年漫画的激アツ展開を誰が予想できましょうか。 そしてそんなリスベットがミカエルに少しずつ心を開いていく様子がまたたまらないのです。 ベッドで仕事モードに入ったミカエルがリスベットのパソコンをのぞき込もうとすると『もう少し触ってて』とリスベットが実にさりげなく甘えるシーンがあります。あまりに何気なさすぎて、それが激萌え。ツンデレここに極まれりです。 ホラー&サスペンスのスリル、知的好奇心を刺激されるミステリー、そして究極のラブロマンス。そのすべてがこの映画につまっていて、これは忘れられない映画になりそうです。 ラスト20分。リスベットが何をやっているのかはわかるのですが、誰のためにやっているのかがよくわかりません。結局自分のため?分散させた口座はリスベットの口座なの?その辺最後もやもや・・ そして大絶賛されている恋のゆくえですが、成就してほしいと願っていた私としては凡作に成り下がっても構わないので、リスベットとミカエルにくっついてほしかったのです。 |
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