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タイトル名 |
ガメラ2 レギオン襲来 |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2017-05-23 11:04:24 |
変更日時 |
2017-05-23 11:07:45 |
レビュー内容 |
『ギャオス戦』から1年くらいしか経っていないのに、映像技術に凄い差を感じるのは気のせい? 今作における『ガメラ初登場の飛行シーン』、『小型レギオン初登場のホラー演出』、今までの怪獣映画の中で、この2つのシーンのクオリティは群を抜いていると思うのです。 そして『レギオン』、素晴らしい敵ですね。『怪獣』と『エイリアン』を見事に融合させた造形とその高いスペック。ガメラのライバルとして申し分なかったと思います。思うに、理想的な敵とは、主人公(ガメラ&人類)より『ちょっとだけ強い』ってのが大事ですね。そして多様性。この2点をクリアしている『レギオン』は歴代怪獣の中でも最高傑作と言っていいんじゃないでしょうか。 まずは『小型レギオン』の造形と攻撃力。『怪獣はでかいもの』『人間では太刀打ちできないもの』という常識を根底から覆しているその発想の柔軟性が素晴らしい。その小ささから、ガメラでは手に負えないが、逆に人間には倒せちゃうっていうのは、今までの怪獣映画にはなかったプロットです。『ガメラ』と『人間』による、本当の意味での『共同戦線』。こーゆーのがぜひ見たかったんです。 更には大爆発とともに種子をとばす、時限付き核爆弾のような『草体』。多彩な攻撃、鉄壁の防御、圧倒的な強さでバトルを盛り上げる『大型レギオン』。そんなレギオンたちに何度もやられながら何度も立ち上がるガメラの痛々しいこと。 今作のガメラは、『小型レギオン』にやられ、『草体』の爆発にまきこまれ、『大型レギオン』に一度はコテンパンにやられてしまうという、痛々しさが半端ないんです。多分シリーズ中最も血を流している作品です。そこには『プロレス』にも通じる、相手の攻撃を真っ向から受け止めるというかっこよさを感じるのです。 いよいよクライマックス。いったいここからどうやってガメラは勝利を掴むのか・・。どきどき・・・。 ・・・っておい、マジンガーZかよ、っていう必殺技。そしてラスト飛び立つとき、なぜか回転ではなくてロボットのようなジェット噴射。最後の最後で、なんかがっかり。いや、これね、ゴジラシリーズだったら全然良いんです。ガメラだから、なんかこんなんガメラじゃないっていう、そーゆーがっかりなんですよね。 |
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