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タイトル名 |
ワイルド・スピード |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2016-06-15 09:59:31 |
変更日時 |
2016-06-16 00:46:37 |
レビュー内容 |
車もバイクもアクセル全開ですが、映画は空回り気味です。 エンターテイメントな作品には、ヒーローが欲しいところです。 メインの二人。ドミニクとブライアン。このどちらにもヒーロー性が足りないのが痛い。 ドミニクはトラックジャックの犯人。しょせんは犯罪者。それに皆から慕われるほどのカリスマを感じません。 ブライアンは容疑者の妹に、自分がおとり捜査官であることを簡単にばらしてしまいます。更にはラストでドミニクを見逃す始末。どう考えても警官の適正が0でしょう。そんな人間を主役に据えられても、応援できないし、共感できません。 共感できないから、ブライアンといっしょにハラハラすることもできません。 脇役も、個性があるし、キャラ分けはできていますが、魅力がありません。 最大のマイナス要因は、それぞれの動機が見えてこないことでしょう。 動機が見えないから、目的も見えません。 ブライアンはどうしたいのか。犯人を挙げたいのか。ただドミニクの妹と仲良くなりたいだけなのか。それともドミニクに認めて欲しいのか。主役なのに主体性がなく、そのスタンスが宙ぶらりんのままラストまでいっちゃうってどうなんでしょう。 そしてドミニク。なぜトラックジャックをやっているの?その動機は絶対必要でしょう。 その理由は明かされないまま、ラスト二人でチキンレースみたいなことやって、終わり。 確かに映像だけは、凄い良かったです。映像『だけ』はね。 |
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