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タイトル名 |
ル・ブレ |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2016-01-13 12:12:04 |
変更日時 |
2016-01-13 12:15:40 |
レビュー内容 |
『マフィアのモルテスが捕まる。看守と友達になる。友達の看守に購入を頼んでいた宝くじが当たってしまう。それを看守が盗んだと勘違い。もうすぐ刑期が終わるのに、脱獄。友人看守と共に宝くじを求めてアフリカへ。』 ⇒プロットは凄く面白いのに、何故こんな中途半端な作品になってしまうのでしょう。 もともと度を越えた悪ふざけ映画にはついていけないタチなので、個人的な好みの問題もあるのかもしれません。 モルテス以外は出てくる人物が変人ばかりで、変人ノリにもついていけません。 ブラックユーモアのつもりなのか知りませんが、簡単に人を殺してしまうのも良くありません。 気楽に見られるタイプのコメディ仕様なのに、結構エグイ演出もあったりして、バランスが良くない。 ラストのオチも好きになれません。『悪銭身につかず。』というくらいですから、モルテスが犯罪によって得たお金ならこのオチもありですが、宝くじで当たった正当なお金を、こんな形で失うなんて見てていたたまれません。笑えないです。 何にせよ、この作品はフランシス・レジオを『面白い』と感じるか、『ウザイ』と感じるかで好みが真っ二つに分かれそうな気がします。 レジオを終始『ウザイ』としか思えなかった自分にとって、レジオはまさに『ル・ブレ(厄介者)』であり、かなりイライラさせられました。 それでも序盤から中盤くらいまでは楽しかったんですけどね。 終盤も、『モルテスVSトルコVS宝くじを狙う商人VS黒人兄弟』の四つ巴戦に、レジオの妻ポーリーヌが意外な活躍を見せたりと、バトルが盛り上がる展開は好きなんですが、その後もダラダラ続けちゃったのがイタイ。 続けるとしても、レジオがキャンピングカーで迎えに来て終わりくらいにしてくれれば、『厄介者が最後に活躍』という締めで終われたのに、最後の最後まで、最悪の厄介者で終わっても不快感が残るだけです。 純粋にドタバタ劇を楽しむだけであれば、それなりに楽しめる作品だと思います。 |
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