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クライム&ダイヤモンド - たきたてさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 クライム&ダイヤモンド
レビュワー たきたてさん
点数 7点
投稿日時 2016-11-13 23:10:32
変更日時 2016-11-13 23:10:32
レビュー内容
 軽妙洒脱なクライムコメディですね。
 クリスチャン・スレーターが好きで見たのですが、彼よりも『毒舌ジム』を演じるティム・アレンが凄く良い味出しています。
 この作品の笑いはティム・アレン一人で全部持っていっているかも。
 映画好きの殺し屋。
 その殺し屋に今までのストーリーを聞かせるという、よくあるパターンの物語。
 そのよくあるパターンを、『毒舌ジム』という強力な個性が、斬新なストーリーに変えています。
 警察も良い味出しています。
 リチャード・ドレイファス演じる奇術師マイコーも、ビリー・コノリー演じるサビアンも、良い脇役です。
 主役級はもちろんですが、良い映画というのは、『脇』が良い気がするのですよね。
 どこかで見たことあるようなシチュエーションの映画も、完成度が高ければ十分に面白いという作品の典型でしょう。
 むしろ定番のハッピーエンドへ進むのだろうということがある程度予測されちゃうので、安心して見ることが出来ます。
 もちろん予想外の展開になれば、それはそれで面白いのです。
 ただそんなよくあるパターンの中で、伝書鳩にダイヤを2個ずつつけて飛ばすというアイデアは凄く良いですね。
 地道な作戦なのに、爽快でおしゃれでわくわくする不思議な感覚。
 一つ不満をもらすなら、ラブコメパートでしょうか。
 ポーシャ・デ・ロッシはかわいらしい女優さんではありますが、彼女とのシーンになるたびに、トーンダウン、ペースダウン、中だるみを感じちゃうのです。そこだけがちょっと残念ですね。
 ラストは良かったですけどね。
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