|
タイトル名 |
L.A.コンフィデンシャル |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2015-02-17 14:36:06 |
変更日時 |
2015-02-17 14:36:06 |
レビュー内容 |
とても豪華な出演陣。エンターテイメント作品としての完成度が非常に高いです。ジャック・ビンセンス、バド・ホワイト、エド・エクスリー、それぞれのカラーがあり、それぞれの信念に基づいて行動するのが熱いですね。まるで『現代版三銃士』のような趣があります。 また、今作はいろいろ注文をつけがちな作品にも関わらず、『じゃあ面白くなかったのか?』と聞かれると、『めちゃくちゃ面白かった』と思えてしまう不思議な作品です。とにかく勢いがあります。 本作の主人公はやはりエドでしょうか。彼は『三銃士』でいうところのダルタニアンっぽいです。信念が最初からぶれておらず、本作で最も成長を遂げる人物。『出世の虫』と劇中言われていましたが、どちらかと言えば自分の正義を具現化・体言化するために、出世を利用していると感じます。清濁併せ呑む覚悟があるのでしょう。ですからエドだけは、その信念・正義においては終始一貫していたのではないでしょうか。 そしてエドの迷わない、ある意味『若く青く純粋な正義感』に、ジャックとバドが警官を志した頃の自分を思い出し、エドに協力していくのは胸がアツくなります。 ストーリー的には、もっと大ドンデン返し、もしくはもっと衝撃的なミステリーを期待してしまったので、単純なヘロイン絡みのイザコザだったのは期待はずれでした。ダドリーが怪しいのは誰の目にも明らかで、別に驚きもしません。 本作は、『出題された問題』は面白かったのに、『答え合わせ』してみると、『なんだ、そんなことか』って、大したことない真相にちょっとがっかりしちゃう感じですね。 |
|
たきたて さんの 最近のクチコミ・感想
L.A.コンフィデンシャルのレビュー一覧を見る
|