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タイトル名 |
エネミー・オブ・アメリカ |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2015-11-09 12:35:35 |
変更日時 |
2015-11-09 12:35:35 |
レビュー内容 |
『1つの殺人の証拠隠滅のために、大量に人員を投与したり新たな犯罪を犯したりしては意味がないじゃないか』という指摘はこういった作品にはありがちで、それを言い出すときりがないからあえてつっこみません。 スパイもので、登場人物も多そうで、ついていけるか不安でした。ですが蓋を開けてみると、メインはひたすら鬼ごっこ。めちゃめちゃわかりやすいストーリー展開で大変良かったです。 しかもこんなに手に汗握る鬼ごっこはなかなかありません。 否定的な意見も多いオチも、個人的には大満足。懸念材料をまとめて一網打尽にするラストは最高のカタルシスを得られます。 それにラスト直前のレイノルズとピンテーロの噛み合わないやり取りも面白い。 ラストのラストで、『監視社会は必要だが、監視する人間を監視する人間も必要だ』というコメントがテレビで流れ、それに対して妻のカーラが一言。『じゃあその人は誰が監視するの?』。核心をつきつつも、ユーモアを感じさせて良いですね。 緊張感のあるサスペンスに時折はさまれるユーモアのセンスが光る作品。 大変クオリティの高いエンターテイメントです。 ハイテクを駆使するシーンは映像面でも見ごたえ抜群。衛星が動くシーンは格好良くて好きです。 超ハイテク技術を駆使して、やっていることはグーグルアース。このギャップがたまらないです。 |
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