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タイトル名 |
アイアン・ジャイアント |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2013-05-01 17:29:20 |
変更日時 |
2013-05-01 17:29:20 |
レビュー内容 |
まず何と言っても映像が美しい映画。特に、少年が一人懐中電灯を持って森の中をあるいているときの映像の美しさは必見。懐中電灯が本物に見えてきます。 ストーリーについてはまさに王道で、だからこそこの映画の実力がはっきりと画面に出ていたと思います。 序盤~中盤にかけてはどちらかというとコメディタッチな演出が多く、幾度となく笑わせてもらいました。(マンズリーが車に乗った瞬間の『何じゃこりゃー』は最高でした。)また少年とディーンとアイアンジャイアントとの触れ合いが多く、まさに心温まるひとときでした。 で、「あぁ、なんか中だるみしてきたな~」と思ってきた辺りから話が急展開。いやいや、マンズリーさん。ただの愉快なだけの人かと思いきや、なかなかのワルじゃないですか。 物語はとんとん拍子にサスペンス色を見せ始めます。そこからラストまでは目が離せなかったです。正直泣きはしなかったですけど、これは素直に感動しちゃいます。子供の頃だったら泣いていたかもしれません。 結局、アイアンジャイアントを、人類を滅ぼすただの兵器にしてしまうのか、それとも人類の良きパートナー、良き友人としていくのか、それは人間次第だということなんですね。昔からあちらこちらで語られる不変のテーマではありますが、それをこうして映画として感動と共に多くの人に届けられるということは大事なことだと思いました。 最後になりましたが、見かけはローテク、中身はハイテクのアイアンジャイアントの造形美に、「ギャップって大事だな」とも思いました。 |
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