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タイトル名 |
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2013-04-23 14:00:13 |
変更日時 |
2013-04-23 14:00:13 |
レビュー内容 |
む、難しくないですか? 映画の難しさにもいろいろあると思うのですが、今作のように「予備知識がなければ難しい」というタイプの難しさはやはり不親切だと思います。 映像がきれいだし、キャラクターも好きだし、車が走っているときのネオンの反射やアクションシーンのなめらかさなんか美しすぎて言葉も出ないくらいなので、ますますもったいないという気持ちが強くなります。これで設定の説明を序盤に5分だけでも良いので入れてくれれば万人に愛される映画になったのにと思います。 原作もテレビも全く知らないのですが、恐らく「ゴースト=魂?自我?」みたいなもので、「我思う故に我有り」といったところでしょうか。すごく興味深かったのは、サイボーグの9課の皆さんや、電子生命体である人形使いのゴーストと、清掃車の作業員のゴースト?との比較。所詮肉体は魂の器にすぎないというのは宗教や哲学でも論じられるテーマかもしれませんが、このような具体例を出してくれるとすごくわかりやすい。 生身の肉体を持つ清掃車の作業員。しかし、彼の記憶の大事な部分は外部から捏造されたもので、本当の記憶ではなかった。それに対してサイボーグや人形使いは明らかに「自分」という意識?自己?自我?をはっきりと持っている。 すなわちこの両者の対比によって、器の存在価値が随分と希薄なものになっちゃってます。 昔マイナーなギャグマンガで、ホットケーキが突然自我を持ち、「我思うゆえに我有り」と言い出したのを思い出しました。それを考えると、ほんと器なんて何でも良いじゃん、と思っちゃいましたが、やっぱりそれでも生身が一番でしょう。 また、本筋とは全く関係ないですが、パソコンを打つサイボーグのみなさんの「手」の造形、最高にいかしてます☆超きもちわるい☆ |
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