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タイトル名 |
アポカリプト |
レビュワー |
ベッカーさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2012-02-01 14:49:55 |
変更日時 |
2012-02-01 21:14:52 |
レビュー内容 |
点数の付けようがない・・・と言うのが率直な感想です。 時代が変わり人の生活がどんなに進歩しても、世界の仕組みは変わる事がない。人間は同じことを何度も繰り返す。それに対する恐怖のような絶望のような、何とも向き合い難く言い表す事のできない感情でいっぱいです。そのため私にはこの映画に点数を付けるにはまだまだ時間がかかりそうです。 ただこの映画が本当にあった史実である以上、この感情と向き合って行かければならないことは明らかです。自分自身も同じ人間の歴史の一部なのですから。 子どもを生んで、育てて、大人になって、子どもを生んで…。生きることの目的なんてただそれだけなのに、他を犠牲にしてまで豊かになろうとするのは人間が恐怖を感じる事のできる生き物だからなのでしょう。目も当てられないほどの暴力や差別で他を侵害し征服すること、その根源には恐怖や絶望から身を守ろうとする抵抗があるのだと思いました。だからこそジャガーの父は「村に恐怖を持ち入れるな」と伝えたのだと…。しかしながら、絶対的に存在する恐怖を無視する事など到底不可能で、唯一それと対峙するためには「新しい始まりを探す」ことが必要なのだと思いました。恐怖と向き合うのはとても怖いですが、じっくり時間をかけて考えてゆこうと思います。 |
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